Compositor: Matatabi
にわかにわいたくろいなにかに
はねることをゆるすひろうなるはたはもたぬ
ひしげばうかぶたどりまぶたに
ふかいかわのごとくしずかなるながれのとじ
つめたいひつぎにふたをさだむはまだしよとき
うごめくぜんめつのかけらくらすさきのまい
すがるこのよにくされても
あられなきかまばらいやしきようたい
ざまをじょうずにはうじてもはじゃのよはかえぬ
にわかにもるなぐろうなゆたに
はげむことをわらうひろうなるはたはやぶけ
にじんだいろにごまかされるや
むかいがわのおぞくこじられたこうようをとじ
つげたいやすいにふなど
かだむはわくらばにあるをなきにせしめ
うごめくぜんめつのかけらくらすさきのまい
すがるこのよにくされても
あられなきかまばらいやしきようたい
ざまをじょうずにはうじてもはじゃのよはかえぬ
かざまになべほかぜはもとめぬ
たとえゆりのぼひょうにあるなけれど
すぎるたまはさだめをそぐ
うごめくぜんめつのかけらくらすさきのまい
すがるこのよにくされても
あられなきかまばらいおぞましいにょらい
これぞそういといなうるか
ほこらしくまとうはむらさきのらい
あつらえたこといみじくも
けがれなきとかげにくれてきゅうよまい
あわのいわどにふうじても
はじゃのよはさえてながらえ