Compositor: Não Disponível
鬼と穴子は見えぬぞよろし
古の書に伝えて言うわ
神であれども鬼といえども
荒ぶる神の通縁者
形潰されかかしにされて
捕らわれたるは祝詞殿
祟り恐れて贄を祭りて
我が身可愛や神祭り
牛虎の門開きて見れば
こぞりて集う夜叉の群れ
己が堕落を出さんで隠すは
外字を帆振る間引鬼
四季漂いし浮き山
静寂に浮かぶ祝詞殿
今や鬼神の片輪もの
常世の我が祝詞
人の威風はどうどう巡り
鎮魂めくらの五方震
生き続けつ鬼となりて
心の闇に今も潜み続けしと
獄卒とて手掠と顎叱や
形を得たり五陵の尼の弱
人の威風はどうどう巡り
鎮魂めくらの五方震
生き続けつ鬼となりて
心の闇に今も潜み続けしと